2018年2月15日木曜日

親子でキャッチボール 投げられない子供が上手くボールを投げられる方法 

今回の上手くボールを投げる方法は、
野球のボールを用いるキャッチボールです。

対象も小学生です。

ボールを投げる動作の分析


ボールを投げる動作は、
身体全体の地面と平行の回転(水平回転)に
腕の回転を合わせる運動です。

ボールを握った手部に遠心力を集中させ、
タイミングよくボールを放つことで
ボールは前に飛んでいきます。

これらの動きが円滑にできれば、
細かいテクニックを抜きにすれば、
キャッチボールは上手くできるように
なると思います。

実際の練習方法


まずは、
相撲の力士がする四股踏みを真似て、
膝と股関節を曲げて両脚を開いた体勢で、
片足から、もう一方の足に
体重を移す練習をしましょう。

ただし、
四股踏みをそのまま投球動作に
転用するのではありません。

あくまでも、
身体全体の回転を行う時に必要な
後ろ(脚)から前(脚)への体重移動の練習
として行います。

四股踏みが上手にできるようになったら、
右投げの場合、
左脚を上げて下ろす四股踏みを
重点的に行います。

四股踏みは、形だけで十分なので、
あまり勢いよくしないでください。
(脚を傷めてはいけませんので)

左脚の四股踏みができるようになったら、
左脚が着地すると同時に
時計と反対周りで90度回転してください。

左四股踏みと90度回転が
滑らかに出来るようになれば、
その動きに合わせて、
ボールを投げる様に
右腕を振ってみてください。

腕振りのコツは、
左脚を上げた時に握ったボールが
下を向くようにして、腕を横に開いて
(ワキを開けて)おきます。

左足の着地(身体全体の回転)と同時に
肘を曲げて頭の近くに
ボールを持ってきます。

身体全体の90度回転が終わる位に
目標に向かって腕を振り下りします。

腕降りの注意点は、
腕降りスピードは、
腕の動きを速くするのではなく、
身体全体の90度回転を速くする
イメージで行ってください。

腕降り動きは、
その身体の回転に合わせ、
自然に速くなるイメージで行うと
コースのコントロールが
つけやすくなります。

この方法で身についた
左足への体重移動と
身体の回転に腕降り動作を融合させる
という2つの要素を
実際の投球に活かせば、
上手くボールを投げることができます。

簡単に言えば、
ここで挙げた練習方法を
もう少し、膝と股関節を伸ばした体勢で
ボールを投げれば、
一般的なレベルとしては、良い投げ方
になるはずです。

もう少し細かく言うと、
右脚は、身体の回転に合わせて
膝を曲げて力を抜けば、
適度に回転バランスに添った
適切な動きになります。

また、
左脚を上げる時は、
四股踏み動作の時よりも、
右脚寄りに寄せるように上げると
踏み出し動作が上手くできます。

因みに
この投球動作の開始姿勢は、
投げる方向に対して左横向きです。
(誤解があってはいけないので
付け加えておきます。)

まとめとして


親子でのキャッチボールは、
親にとっても、
幼少の子供さんにとっても、
素晴らしい時間になると思います。

ですが、
子供さんが上手く投げられない場合、
ついついキツイ指導をしたり、
上手くアドバイス出来ずに
双方が気分良く出来なくなることも
有ると思います。

それでは、
折角の楽しい機会なのに、
もったいない限りです。

互いに楽しく練習して頂くために
私の知識が役立つのであれば幸いです。

解らない点があれば、
お気軽にお問い合わせから御連絡ください。

尚、大変申し訳ありませんが、
ここに書かせて頂いた内容を
実践されるにあたっては、
全て自己責任の範囲でお願いします。

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