2018年2月12日月曜日

うんていを上手く出来るようになるためのトレーニング














うんていを上手く渡って行けたら、
子供さんにとっても、
お母さん、お父さんにとっても
公園遊びの楽しみが増えますよね。

幼稚園や保育所、小学校にも
校庭にうんていがあるところが
多いと思います。

うんていは、ある意味、
身近な運動能力UPアイテムなんです。

なぜ、
うんていが運動能力を上げるのに
大きな影響を与えるかというテーマで
うんていの上手な遊び方のコツと
お母さん、お父さんにできるお手伝いを
書いて行こうと思います。

うんていを渡るのに

必要な身体の使い方


うんていは、片腕だけでぶら下がり、
もう一方の腕で前の鉄棒に捕まる。

次に、
後ろに残った方の腕を離して、
前の腕よりも先の鉄棒を掴みに行く。

このような動作を左右交互に繰り返し、
一方の端から反対側の端へと渡ります。

うんていが上手く出来ない子供さんは、
『ぶら下がる力が無い・弱い』と
自分も、周りの人からも思われがちです。

確かにぶら下がる力やその持久力は、
うんていの絶対条件です。

ですが、
本気で取り組めば、
標準体形の子供さんであれば、
1週間も頑張れば、3~4本の鉄棒を
渡るぶら下がり力(持久力)は身に付きます。

それでも出来ない理由の中の
最も大きなものは、恐怖心を除けば、
身体を半回転させる動きを
うんてい運動に取り入れられていない
ということにあります。

うんていが苦手な子供さんの殆どは、
進行方向に身体の正面を向けたまま、
腕を前に伸ばそうとしています。

実際にやってみて頂くと解りますが、
身体の正面で、目一杯に上げた手の平を
高さを変えずに前に出す事は、
非常に難しいのです。

更に、後ろに残る腕は、
手の平を目一杯上げた位置を保って
身体の後ろに残す事は出来ません。

目一杯上げた手の平の位置を変えずに
うんていの鉄棒を前と後ろで掴む動作を
確実に、効率的に(少ないぶら下がり力で)
行うには、
身体を半回転させて、
身体の横幅を利用した左右の腕の距離を
利用することなのです。

うんてい運動の練習方法

















子供さんを大人が肩車をして、
大人が高さ調整をしながら、
子供さんにうんていを掴ませ、
大人が、身体を半回転させていきます。

子供さんには、
半回転の感覚と腕の動きを体感させます。














ある程度出来るようになったら、
子供さんの膝下を持って、
ぶら下がりを手助けしながら、
半回転の練習です。

大人が支える力を殆ど使わなくても
子供さんが上手くうんていを
渡って行けるようになれば、
側で落ちないように見守りながら、
2~3本の鉄棒渡りから
練習していきましょう。

肩車や補助をする役は、
力に自信のある反応速度の速い人に
お任せください。

大変申し訳ありませんが、
私の練習方法の実践は、
全て自己責任であることを御了承ください。

うんていの半回転の応用


うんてい運動に必要な半回転動作は、
多くのスポーツ競技動作に利用できます。

競技動作に取り入れられている
身体の水平回転という動きは、
(浮き上がって・ジャンプして)
回転が円滑になるようにすることが
競技能力を高める上で重要となります。

上手く重力の影響を減らして
水平回転が行えた時の感覚は、
うんてい運動の回転の感覚に
相当に似ています。

その感覚を幼い頃から身に付けておけば、
多くの子供が陥る回転時に「浮けない」
=「重力の影響で回り難い」という
スポーツ競技能力を低下させる要因を
あやまって取り込んでしまうことを
防ぐことができます。

何気ない遊具遊びですが、
そこでの動き方(身体の使い方)が
幼少期の運動能力向上に影響を与え、
また、
後のスポーツ競技能力にも
大きな影響を与えることもあります。

加えて、
親子で遊び、
そこから学ぶことの大切さや
幸福感を与えてくれます。

春は、もうすぐそこに来ています。

お母さん、お父さん、
お子さんと大いに遊んであげてくださいね。


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