走行動作を効率化する方法
走る能力を簡単に上げる方法は、
条件反射を上手く取り入れることです。
走行動作の効率化のための
条件反射の取り入れは、
太ももの上げ方の誘導にあります。
前ブログでも説明させて頂きましたが、
走るという行為の中の走行動作を
速くするために必要な
最も簡単で効果的なことが、
脚の上げ方を慣性力を損なわない方向に
準じさせるということです。
少し愚痴ってみます。
脚の効果的上げ角度は、
走行スピードや、地面を蹴る脚力、
歩幅によって多少の違いがあります。
そして、
その瞬間、どのような角度で
脚を上げるべきかは、
本人には全く見当がつきません。
もちろん、
周りから見る者にも、
その場で見て、脚の上げ角度の正解を
正確に答えられる人はいません。
となると、
どのように練習すれば良いのか
誰もが迷うところです。
実際に
『脚を高く上げて!』
『歩幅を広く!』
『強く地面を蹴って!』
などのアドバイスが子供さんに
向けられていることも少なくないでしょう。
素直な子供さんは、
真剣にそのアドバイスを
実行しようと頑張ります。
でも少し違いませんか?
脚を高く上げるってどのくらい?
歩幅を広げるのは何センチ?
地面を強く蹴ったら上に跳んじゃったよ。
ってならないんでしょうか?
お分かりでしょうか?
これが、『この子は出来ない』
『運動能力が低い』の最大の理由です。
そう、
アドバイスのいい加減さこそが
子供の運動能力が上がらない、
または、
怪我をする最大の理由です!
絶対に!
間違いありません!
私なら誰でも運動能力を
高めることができます。
愚痴はこの辺でやめましょう。
明日のために その2
脚の効果的な上げ方
脚の正しい上げ方は、
正確には解り辛いのですが、
唯一、それを解る存在があります。
それは、私です!
などと言う宣伝は、やめておいて、
正しい上げ方は、脳が知っています。
脳は、常に無意識で運動状態を管理し、
その時々に合わせて調整しています。
この脳の働きを条件反射で導いて
利用すれば、
その時々に合った、
最適な脚の上げ角度を作ってくれます。
条件反射と言っても、
ベルを鳴らす訳ではありません。
(パブロフの犬)
脚の上げを適切に導くのは、
地面を蹴った後に起こる
膝の曲がり動作です。
この動作は、通常、地面の蹴り方や
蹴る力に合わせて
曲げ角度の大きさや速さが変化します。
ただし、
意識的な力みや
地面を強く蹴ることを意識するなどの
影響も強く受けて、
適切な角度になりません。
また、
人間の走り方は、
学習(経験で身につける)によって
出来るようになる動作です。
そこには、
個人の癖が出やすく、
その癖や学習効果の不十分さが
よく現れます。
しかも、
それらの走ることに不利益(マイナス)
となる癖は、地面を蹴った後の
膝の曲がり動作に悪い影響を与えます。
その理由は、
走るという不安定な動作を
安定化させる走行運動の質が
落ちれば、倒れない対策が
無意識の内に取られるからです。
膝を大きく曲げるよりも、
その曲げ角度を狭めた方が、
倒れそうな時には、
より速く地面に両足を着くことが
できます。
このような
防衛策を無意識の内に
脳は取っているのです。
ですから、
本来、脳が経験を基に
作り出している走るという動作に
過剰な意識付けは、不利益となることが
殆どです。
また、
走る動作も
走れるようにさえなっていれば、
例え学習(経験)不足であっても、
その質を上げるために必要なのは、
不安定性のコントロールです。
つまり、
地面を蹴った後の膝の曲がり動作を
いかに適切に行うかが課題です!
その課題は、地面を蹴った後の勢いを
いかに効果的に膝の曲がり力にするかです。
実は、簡単なことでできます。
その方法は、
意識付けです。
意識しなくても出来るようになるまで、
意識的に『蹴った後に膝を曲げる』
と意識付けして走ることを繰り返します。
お母さん、お父さんは、
そうする子供さんに対して
『カカトが太股の裏に当たるような感じ』
とアドバイスしてあげてください。
もちろん、
実際に太ももの裏にカカトが
当たる訳ではありませんし、
当てる必要もありません。
あくまでも
当たるようなイメージです。
それが癖着いたら、
無意識で効率的に
蹴った勢いが膝の曲がりに変わります。
その無意識の時の膝の曲がりこそ、
慣性力を削るのではなく、
慣性力を利用して、推進力を得る
理想的な走り方を作るための
脚の上げ角度を作ってくれるのです。
あとがき
理屈っぽかったでしょうか?
申し訳ありませんが、
文章のみでのアドバイスですので、
お試しになられる場合は、
自己責任であることを御了承ください。
お母さん、お父さんが
アドバイスされることに
不安があったり、
文章が解りにくようであれば、
私のホームページのお問い合わせから
お気軽に御質問ください。
私のアドバイスで
子供さんの走る能力が上がることを
願っています。
子供さんの走る能力が実際に向上したら、
よろしければ、
記事の拡散に御協力くださいね。
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