2018年2月21日水曜日

整形外科や整骨院に通っても治らずスポーツが痛くてできないのは・・・

ご訪問ありがとうございます。

今回は、スポーツに関係する痛みが

整形外科や整骨院に通院しても取れない

とお困りの人に向けて、

その理由を書いてみようと思います。

痛くてスポーツができない理由


スポーツした事で起こる痛みを

スポーツ障害と言います。

スポーツに関連する痛みには、

急性の痛みの特徴と

慢性化した痛みの特徴が

重なっていることがよくあります。

そして何よりも、スポーツに関連する痛みは、

スポーツという人の動作に関係する痛み

=動作痛(どうさつう)に属する感覚です。

動作痛のほぼ全てには、

痛みを感じ易い動き方があり、

スポーツ障害の痛みは、その典型です。

例えば、『膝を曲げる時に痛い』、

『腰を捻ると痛い』のようにです。

このような考え方で

スポーツ障害への対策について考えた場合、

湿布や痛み止め、マッサージ、ハリなどの

一般的な痛みへの治療は、

根本的な解決法とは言えません。

なぜなら、それらの医療は、

動き方の改善には繋がらないからです。

意外に思われるかも知れませんが、

スポーツ障害の改善については、

直接的な効果はありません。

どうでしょう?

整形外科や整骨院で

スポーツに関わる痛みが治らない理由、

何となく御想像いただけますでしょうか?

スポーツ障害の本当の解決方法


スポーツ障害についての悩みは、

その多くが動作痛(運動痛)が原因で

スポーツが出来なくなっていることです。

ですから、

スポーツ障害を治すのに必要なのは、

運動痛解消のための対策だと言えます。

運動痛の解決法として、最も重要なのは、

動作の改善=動作の効率化を図ることです。

それには、

痛みの原因となっている動作を見つけ、

その動作を詳細に分析し、

改善させる必要があります。

最近では、整骨院や整形外科でも

スポーツ競技動作の改善指導を行う

ところも少なくありません。

にもかかわらず、

スポーツ障害が治らない例が

未だに多く、後を絶ちません。

私のブログを読んで下さっている貴方や

貴方のお子さんもスポーツ動作の指導を

すでに受けられているかも知れませんね?

でもどうでしょう?

治りましたか?

治らない理由を、また、

スポーツができない理由を、

『筋力が足りない』ことが理由

であるかのように言われていませんか?

もしそうなら、その時点で

スポーツ動作の指導者の能力こそ

極端に足りないのです。

貴方の筋力では無く、

動作指導する者の

思考力と知識が足りないのです。

なぜなら、

動作の修正指導には、

動き方の効率化こそが必要なのであって

筋力の量の問題では無いからです。

確かに、筋力トレーニングによって、

スポーツ障害が治った例も有ります。

しかしそれは、

実際の痛みの原因動作を

しばらく行っていなかったからです。

練習を休んで、筋力トレーニングという

原因動作ではない動き方をしたからです。

人の動きには、同じ動作であっても、

日々、細やかな変化があります。

その傾向は、

スポーツ競技動作のような

複雑な動き方の場合、より強く現れます。

逆に、歩くなど日常動作や

筋力トレーニングなどの単調な動作には、

日々起こるような動き方の微妙な変化は、

少ない傾向があります。

スポーツに関係する痛みが

長引くか取れるかの違いは、

日々の細やかな動き方の変化が

痛みの原因動作を修正できるのか

できないのかの違いです。

筋力の強い弱いではありません。

休んだり、動作を修正することで

無意識に自然と起こる

痛みを避けるための動き方による影響で

痛みの原因動作が上手く修正されれば、

痛みは自然と取れていきます。

ただし、痛みの原因動作が

自然修正されるような動き方でなければ、

(強い癖であれば)動作痛は消えません。

そして、その動き方の非効率性は、

本人が気付かない内に

発生したり、修正されることもあるほど

繊細な動き方の間違いです。

ですから、人の動き方の繊細な変化を

見つける訓練をしていない医療関係者には

見極め切れません。

ですから、具体的な対策も導けません。

だからと言って、

スポーツ指導者にも難しいのです。

スポーツ指導者の殆どが、

人体構造や神経・筋肉の働きを

詳細には理解していません。

先ほど書かせて頂いたように、

スポーツ障害の原因は、

繊細な動きの間違いを含む競技動作

にあります。

その動作を見つけることができても、

どうしたら修正できるのかは、

神経生理学の知識が無ければ

導びけません。

今現在行われている

スポーツ動作指導の殆どは、

『○○すれば上手くなる』という

教科書的・定型的な

上達するための指導内容です。

本当に必要なスポーツ障害対策は、

『○○という動き方が非効率的だから』

『××すれば動き方の効率が良くなるよ』

という動作指導です。

この動作指導内容であっても、

動作の効率化が上手くいけば、

スポーツ障害が治るだけでなく、

スポーツ競技能力も向上します。

同じように聞こえるかも知れませんが、

双方の指導には、大きな違いがあります。

その違いは、

上達する方法という一般論か

個人の動作を詳細に分析した上での

非効率的要素の改善策(欠点の修正)かです。

少し難しい言い方でしたでしょうか?

解りやすいように例え話をします。

痛いと感じる動作痛は、

脳がその痛みを感じる動作を嫌っている

ことを現す感覚だとお考えください。

これは、食べ物の好き嫌いに似ています。

お子さんが、今まで大好きだった

カレーライスに

隠し味で牛乳を入れたとしましょう。

それを食べた子供さんが、

『今日のカレー美味しくない』

と言いました。

次回からどうされますか?

もっと美味しいカレーを

作るための工夫をされますか?
(上達の努力)

私なら次回から牛乳を入れるのをやめます。
(適正な評価を得ていた状態に戻す)

どうでしょうか?

この例え話で、

動作の効率化がスポーツ障害対策に

最も適した医療であることが

御理解頂けましたか?

更に大切なことは、

牛乳(拒絶の要因)を取り除けるのは、

牛乳(繊細な理由)が

カレー(拒絶の全体像)に入っていることを

知っている者だけだと言うことです。

カレーの場合、

作った者かその作り方を知っている者で、

尚且つ、子供さんと対話できる者です。

スポーツ障害の原因動作の場合、

動作の詳細を見極められる者です。

貴方や貴方のお子さんの先生は、

子供さんと対話できる存在ですか?

子供さんの動作を、また、

その個性の中にある動きの悪癖を

本当に見極めきれていますか?

世の中には、

特殊な舌(味覚識別能力)を

持った人がおられます。

その人は、味見によって、

使われている調味料を予想し、

同じ味を再現できるそうです。

まさしく、奇跡の舌ですね!

相当な訓練が必要だったのでしょう!

実は、原因動作の見極めと

その動作の修正指導を行える能力は、

正に奇跡の舌と同じです。

言うなれば、奇跡の目によって達成できる

特殊な能力なのです。

しかも、その分野は、

普段から行っている味覚認識(食事)

とは違います。

動作効率の細やかな見極め

日常的に行っている人は、

私達動作学研究会のメンバー以外いません。

ですから、

整形外科や整骨院に通い続けても

偶然以外では、スポーツ障害は治らない

のです。

まとめとして


治らない理由だけを書いてしまい

大変申し訳なく思っています。

ただ、

整形外科や整骨院に通院し続けても

治らない不安の解消には、

まず初めに、なぜ治らないのかを

知る事が重要になります。

治らない理由を知ることこそ、

治す方法を見つける鍵になります。

その事を御理解頂きたく、

ここにその理由を書かせて頂きました。

私には殆どのスポーツ障害は治せますが、

それを自慢しているのではありません。

その方法を知って欲しいのです。

その主な方法とは、

痛みの原因となる動作の検出と

その動作の細やかな修正です。

そうすることで、

他の医療手段で数ヶ月も治らない痛みが、

早ければ一回、遅くても3~4回の施術で

その殆どの例が解決しています。

私は、本当に正しいスポーツ障害医療が

広がって欲しいのです。

そうすれば、スポーツ障害で

スポーツが続けられなくなる子供さんが

日本からいなくなるはずです。

現実に、当院で治らなければ、

スポーツを諦めるつもりでいた人も

治られた人達の中には、

少なからずいらっしゃいます。

この現実を変えて行く、

一つの礎になれればとの思いから、

ここにブログを書いています。

ここまでお読みくださり、

ありがとうございます。

御礼の意味を込めて、

御希望であれば、

ラインでの無料動作指導もさせて頂きます。

ラインIDは、shimotsuma620 です。

ハンドルネームは、下間整骨院 です。

お気軽に御相談ください。

全てとは言いませんが、

動画で競技動作を送って頂ければ、

原因動作の見極めと分析、

動作修正アドバイスが出来ると思います。

ラインだけの相談ならば、

絶対に料金は発生しません。

完全ボランティアですので御安心ください。


2018年2月19日月曜日

腕相撲で筋力を即座に30%上げる方法

最初にお断りしておきます。

腕相撲は、
無理をすると骨折することがあります。

ここに書く方法を試される時は、
自己責任を御了承の上、
十分に御注意して行ってください。

筋力は、運動条件次第で
簡単に30%程度の増減をします。

腕相撲という限定的な動きの運動
(筋力の発揮)を行うに当たっては、
運動条件のさほど複雑では無く、
その時の筋力量を変動させることも
難しいことではありません。

それは、
自分の筋力量を上げることだけではなく、
相手の筋力を下げさせるこもについても
同じです。

ただし、
相手の筋力を下げさせる行為は、
怪我の誘発に繋がる可能性があります。

ですから、
ここでは、自分の筋力を上げることと、
疲労を利用して相手の筋力を下げさせる
ということに限定して解説していきます。

自分の筋力量を上げる方法に関しては、
最も簡単に出来る方法を書いていこうと
思います。


筋力量は何で決まる?


筋力についてのお勉強をしたい人は、
少しだけお付き合いください。

理屈が嫌いな人は、
次節の方法論だけをお読みください。

筋力は、筋肉内の2種類のタンパク質の
重なり合う量で決まります。

普段は、一定の距離を保っていりる
2種類のタンパク質が距離を縮めるには、
運動神経からの電気信号が必要です。

要するに、
この神経の信号量によって、
筋力量は決まります。

ただし、
それは、一つの筋肉が作り出す筋力量
についての話です。

実際に関節の動きとなる筋力は、
複数の筋肉の働きが関わっていて、
それぞれの筋肉は、一つの動きに対して
協力関係と拮抗関係とに別れています。

また、
筋力を作るタンパク質の量は、
筋肉の大きさに比例しますので、
大きな筋肉ほど、
力の源は多いことになります。

更に、
筋肉には、その今現在の長さによって
同じ筋肉であっても
発揮できる筋力量に違いがでます。

通常、伸び縮みの中間付近の長さで
最大の筋力が発揮できます。

そして、
筋力の発揮形態には、
大きく分けて3種類あり、
その形態によっても発揮できる筋力量に
差が出ます。

これらの筋肉の働きの特性を知り、
上手く利用すれば、
知らないで行う腕相撲よりも
30%程度の筋力アップが
起きて当然なのです。

腕相撲の筋力を30%上げる


腕相撲の筋力を上げるには、
肘、手首、肩の角度が重要です。

肘は、90度、
手首は、相手の親指が
自分の前腕軸の延長線上に来る角度、
肩は文字で伝え辛いので、
私が後から書く方法に合わせて、
その動作が行い易い角度にすればOKです。

次に、
腕相撲を実際に行うには、
相手の腕を倒しに行ってはいけません。

堪えるのです。

その堪え方は、
自分の足元の床が抜けて
相手の腕にぶら下がっているイメージです。

相手の腕に片手でぶら下がっているから
落ちないですんでいるイメージで
力を入れてください。

手首や肘の角度を保ってください。
(↑重要です!)

肩の角度は、手首や肘の角度が
先ほど書かせて頂いた角度を
保てるような角度にしてください。

腕相撲を行う机の高さにもよりますが、
腋は少し開いた方が良く、
身体全体は、腕相撲をしている腕の方を
前に出した半身状態が理想的です。

要するに相手に御自分の身体を支えて
(持ち上げて)貰うようにするのです。

そうすれば、
筋肉の働き特性上、
最も大きな筋力を発揮できます。

この筋力量は、
相手の腕を倒そうとする筋力量を
余裕で30%以上、上回ります。

人の最大筋力は、
腕相撲で相手の腕を倒そうとする時には、
だいたい10秒前後しか維持できません。

それでも、
最大限に力を出し続けようとすれば、
本人が気付かぬ間に筋力量は弱くなり、
疲労の影響で15~20秒以降は、
急速に力が抜けていきます。

対して、
ぶら下がり力は、
最大筋力も30%増しになる上、
疲労による筋力低下も
30秒前後まで大きな影響を受けません。

つまり、
ぶら下がり動作で相手の疲労を待てば、
勝機はやってきます。

ただし、
余りにも相手のパワーが強く、
速い速度で腕を倒しに持って行かれると
対応が利きにくく、
怪我の原因にもなりますので、
無理を押して勝負するのは避けましょう。

また、
手首をキメる腕相撲のテクニックがあり、
これを相手に仕掛けられた時には、
別の対応方法が必要です。

この方法を知りたい人は、
お問い合わせから御連絡ください。

私なりの方法をお伝えします。

お断りしておきますが、
私は、腕相撲に精通した者ではありません。

自分の仕事上の知識を
色々な人の動作に利用することや
スポーツの競技者に教えることで
利用させてあげることが得意なだけです。

そんな私で良ければ、
お気軽に御相談ください。

筋トレとは違った能力アップの方法を
お伝えできると思います。

まとめとして


何度も申し上げますが、
腕相撲は、無理をすれば怪我をします。

くれぐれも御用心ください。

ではなぜ、
ここで腕相撲の筋力アップを
ブログテーマとして取り上げたのか?

それは、
スポーツ能力の向上=筋力アップ=筋トレ
という構図が正しいとは言えないことに
多くの人に気づいて欲しいからです。

それには、
身近な身体能力の指標である腕相撲が
運動能力アップの本当の意味を知り、
実感して頂くには最適なのではないかと、
私は考えました。

そこで、
今回、筋力トレーニングに頼らずに
筋力を上げる方法をここに書いてみました。

記事内容を参考にされ、
その結果、
腕相撲が強くなられたら、
記事の拡散に御協力くださいね。


2018年2月18日日曜日

子供がサッカーボールを上手く強く蹴るための方法

ボールを蹴る。

普通にボールを真っすぐ強く蹴る、
いわゆる、インステップキックという
呼び方でしたでしょうか?

ここでは、
そのインステップキックについての
上手く蹴る方法について書いていきます。

先の文章でも御想像頂けると思いますが、
私は、体育や遊びでサッカーをした経験
しかありません。

でも大丈夫ですよ。

私は、仕事柄、
ボールを蹴る指導を時折しています。

私の仕事は、痛みを取ることですが、
その時、痛みの原因動作を修正すれば、
私が修正した競技の能力が
痛みが出た以前よりも上がります。

因みに、
筋力なんて全く気にしていません。

サッカーのボールを蹴るという動作も
例外ではありません。

なぜ私にそんなことができるかは、
御興味があれば、私のホームページを
お読みください⇒コチラ

サッカーのボールを蹴るという動作は、
体格の小さな子供さんにとっては、
案外大変なことです。

また、
一見上手く見えていても、
蹴る勢いがいつまでも上がらなかったり、
思い通りの方向に蹴れなかったりして、
お悩みの子供さんもおられます。

いや、
むしろ本人よりも
御両親が悩んでおられるかも知れませんね。

サッカー経験者でないお父さん、
お母さんにとっては、
蹴り方を小さな子供さんに教えるのは、
簡単なことではないと思います。

でも、
大丈夫なんです。

私がここで書く方法を試してみてください。

小学生の以上の子供さんであれば、
すぐに上手く蹴れるようになると思います。

もちろん、
本人のやる気と指導される人の
動きへの理解度合いが重要ではあります。

ボールを蹴る動作の分析


サッカーのボールを蹴る動作は、
大まかには、
蹴る脚の振り子運動と前進、回転
によって構成されています。

それぞれの動きが上手く行うための
要点を知り、
その要点が自然と行える方法を
指導すれば、後は数回練習するだけで
どんどん上達します。

前進動作と回転


ボールを蹴るための助走は、
練習当初は、ボールの横に軸足を置く
ために前に出す一歩だけから始めます。

このボール横に置く足は、
身体を回転させるための中心軸になります。

置く位置は、ボールの真横に
拳一個程度横に開けて足の親指付近が
ボールの横にくる様の位置にしましょう。

あまりきっちりとした位置取りに
こだわる必要はありません。

助走の勢いのよっても違ってくる
位置条件ですので。

次に回転に関しては、
軸足となる脚の爪先の向きと
軸足への体重配分が、
蹴る動作で用いる回転には
非常に重要な要素となります。

軸足への体重配分は、
前進の勢いの影響を考慮した
上半身とお尻、及び、蹴り脚との間での
前後バランスが保たれていることが
重要になります。

もちろん、
こんなこと、意識しては出来ません。

無意識で出来る方法が有りますので
御安心ください。

意識して練習することが
効果的なのは、
爪先の向きです。

爪先の向きは、
軸足が着地してから変えるのは、
通常は、無理です。

ですから、
軸足が着地する寸前に
ボールを蹴りたい方向に
爪先を向けるようにします。

爪先の向きに合わせて、
身体全体が回転して行きます。

この回転に合わせて、
脚の振り子運動をすることで
ボールは勢いよく蹴り出されて行きます。

蹴り脚の振り子運動


蹴り脚の振り子運動は、
身体の後ろに脚を上げる(残す)事
ができれば、
後は自然にボールに向かって
振り出されていきます。

従って、
振り子運動を上手く行うのポイントは、
適切な蹴り脚の後方振り上げになります。

この動きに大きな影響を与えるのが、
上半身とお尻、及び、蹴り脚との間での
前後バランス
になります。

先ほども書きましたが、
このようなバランスの適切な維持は、
意識してその全体管理と調整をする事は、
誰にも出来ません。

そこで、これから説明する方法を
お試しください。

簡単に蹴り脚の後方振り上げの時の
適切なバランス(身体の使い方)が
自然に出来るようになります。

ボールを蹴る動作に重要な

後方振り上げ動作バランスを保つ方法


まず、
後方振り上げ動作は、
ボールに対して顔の向き以外は、
横向き(斜め)になると上手く出来ます。

ただし、
真っすぐ走って来て、
もしくは、ボール正面に立って
一歩軸足を踏み出す瞬間に
身体を横に向ける事(軸足側が前)は、
簡単ではありません。

ところが、ある方法を使えば、
前後のバランスも含めて、
とても簡単に無意識で
後方振り上げ動作が出来ます。

その方法を説明していきます。

まず、
お父さんやお母さん(指導者)が
ボールの少しだけ向こう側に屈みます。

その体勢から、
ボールの位置よりも少し手前(指導者の方)
に指導者は片方の腕を伸ばします。

その腕を
軸足を踏み出す時に軸足側の手で
子供さんに掴ませながら、
蹴り脚を後方に程よく振り上げさせます。

指導者は、腕を出すときは、
肘を曲げて肘から下(前腕)が地面と平行
になるようにします。

その前腕を子供さんに上から掴ませて
倒れないための頼りにすれば、
後方上手く振り上げ動作が
できるようになります。

コツは、
指導者が差し出す腕の位置や高さを
綺麗な後方振り上げ動作が
出来る位置にすることです。

ここだけは、正しく、
指導者のの見せ所です!

この練習により、
腕を掴まなくても
後方振り上げ動作が
上手く出来るようになれば、
振り下ろし動作は、
自然に上手く出来るようになります。

まとめとして


ここに書いた内容を練習するだけで
上手く蹴れるようになるという私の発言は、
すぐには、信じられないかも知れませんが
本当です。

この知識は、痛みの治療に使う
私がの商いの素です。

本当は、
同業者に無料で教えるような
内容ではありません。

これを知っているだけで、
蹴る動作に関連した多くの痛みが
治って行きますので。

嘘だと思ったら、やってみてください。

蹴る時にどこかがに痛みがある人に
教えてあげてみてください。

高確率で痛みが無くなりますよ。

そんな知識をなぜここで
披露するのかというと、
子供さんが上手く蹴る事が
出来るようになる喜びを
お母さんやお父さんに
味わって欲しいからです。

自分が子供を上手く出来るように
してあげられる喜びを
味わって欲しいからです。

何より、
私の整骨院には、
たったこれだけの指導で
痛みのために数ヶ月間に渡って
サッカーが出来なかった子供さんが、
すぐにサッカーが出来るようになることが
当然のように有るからです。

しかも、
その子供達は、私の院に来る前にも、
医療機関に通院していることが殆どです。

サッカーの蹴り方についての知識を
公ににた理由は、
そんな医療事情にもあります。

他の医療機関に自分の商いの素を
無償提供することは、
現状の整骨院業界の実情や
経営手段としては、愚かなことですが、
多くのサッカー少年少女のために
ここに公開しました。

是非、親子でお試しください。

医療関係者やサッカー指導者の人も
是非、御参考ください。

解りにくい事があれば
お気軽にお問い合わせください。




2018年2月16日金曜日

キャッチボールで上手くボールが捕れない子供の簡単トレーニング

上手くボールが捕れない。

悔しいですよね。

楽しくないですよね。

どうしたら
上手くボールが捕れるようになるのか?

その方法を私の経験を基に
書いていきたいと思います。

ボールが捕れない理由


ボールが捕れないのは、
捕る動作に自由度が足りない
または、
ボールを見る角度が悪い
のどちらか、もしくは、両方である
ことがよくあります。

この点を適正な方法で練習すれば、
大半の子供さんが
上手くボールが捕れるようになります。

動作の自由度


何らかの動作をする時、
思わぬトラブルが起きても、
そのトラブルに対処しながら
目的となる動作を続けられる事があります。

例えば、
前に進むという目的で歩いている時、
石につまづいたり、
横から声をかけられて
顔を振り向いたりしても、
本人の意思が前に進もうとしていれば、
歩きつづけられることが殆どです。

歩行という動作を乱す要因である、
つまづき顔の向きの変化にも
対応できる動きの調整能力
=自由度が人の動きにはあります。

それはボールを捕る動作も同じです。

ボールの速度やコースに合わせるための
自由度(調整幅・対応力)が捕球動作には
必要となります。

人の動きの自由度は、
その時々の運動条件によって
大きく左右されます。

特に立った姿勢で行う動作は、
倒れない為のバランス確実な身体の支持
という動作条件が動作の自由度に
大きな影響を与えます。

キャッチボールも例外ではありません。

ただし、
倒れない為の支持と聞くと
一般的には、安定性を思い浮かべ、
更には、確実な支持を想像しがちです。

ところが、
捕球動作というテーマにおいては、
その基本課題が動くことにあるので、
両足に体重を均等分配するような安定性が
求められる訳ではありません。

捕球という動作において、
本当に求められる自由度を生む支持とは、
どちらか一方の片足に片寄せた支持性です。

その状態での手や脚、上半身やお尻の
位置関係による傾き調整(バランス)能力が
動きの安定性を確保するのです。

加えて、
倒れない為の調整能力に
調整幅(動きのゆとり)が有ることが、
動作全体の自由度を左右する条件
となります。

難しい解説になりましたが、
練習内容は至って簡単ですので
御安心ください。

自由度を高める方法


左右どちらかの足に
殆どの体重を乗せて
ボールを捕る練習をします。

両方の脚は、横は肩幅程度、
前後にも少し開いてください。

左右交互に体重を乗せる方の脚を変え、
キャッチボールをしてみましょう。

たったこれだけです。

傾き調整は、
本来、無意識で行われます。

その傾き調整が起こりやすく、
そして、
調整能力が発揮されやすいのが
立位での片足立ちです。

完全に片足になると
不安定要素が大きくなり、
その体勢での動作の自由度は上がっても
コントロール性は落ちてしまいます。

ですから、
身体を動かす自由度も上がり、
倒れない為のコントロール性も高い状態
を維持するために
片足に体重を片寄せた立位にします。

無意識の傾き調整能力を
最大限に発揮するためには、
出来るだけ全身の力みをぬきましょう。

体重を主に乗せる脚は、
左右どちらの脚でも練習しますが、
左側と決めて捕球を始めた場合でも、
右側にボールが飛んで来れば、
ボールの捕球位置に近い方の脚に、
体重の片寄せを変えましょう。

そのような時には、
顔をボールの位置に
少し寄せていけば、
体重を主に乗せる方の脚が
上手く入れ代わると思います。

ただし、
力まないことが重要です。

この時の顔の寄せ動作は、
ボールに少し向かうように
ごく軽い前傾姿勢を取ると、
捕球動作がスムーズになります。

加えて、
その時の顔の向きは、少し斜めにします。

ボールの見易さと顔の向き


ボールの軌道(飛んで来る球道)
を考えた場合、
ボールが向かって来る方向を真正面から
両目で見ていたのでは、
迫って来るボールと自分との距離感や
スピード感が解りにくい傾向が有ります。

従って、
真正面に飛んで来るボールは、
グローブ側を少し前に出した
半身体勢にしつつ、
顔もほんの少しだけ、
グローブ側を前に出して
ボールを見るようにしてください。

ボールとの距離感が解り易くなります。

応用として、
ボールが左側に来た時は、右側を少し前に、
ボールが右側に来た時は、左側を少し前に
出すような顔の向きで
捕球体勢に入ってください。
(グローブを着ける側は関係ありません)

まとめとして


どの様なスポーツ競技動作も
手や足の自由度で、
その能力が大きく左右されます。

そして、
立位動作の自由度は、
体重の脚への乗せ方によって変化します。

また、二つある横にならんだ目は、
その方向に動く物の軌道を合わせることで
距離感やスピード予測が
出来やすくなります。

このような、
人体構造や身体の働きに準えて
スポーツ競技動作を分析、工夫、改善
することができれば、
殆どの種目の得手不得手は解消できます。

キャッチボールでボールが捕れない事は、
指導内容次第で簡単に解決できます。

このブログの内容が
子供さんがキャッチボールを
上手くできるようにしてあげるための
お父さん、お母さんにとっての手引き書
となったなら、
私にとっても嬉しく思います。


お問い合わせ
御質問はお気軽にどうぞ。

2018年2月15日木曜日

親子でキャッチボール 投げられない子供が上手くボールを投げられる方法 

今回の上手くボールを投げる方法は、
野球のボールを用いるキャッチボールです。

対象も小学生です。

ボールを投げる動作の分析


ボールを投げる動作は、
身体全体の地面と平行の回転(水平回転)に
腕の回転を合わせる運動です。

ボールを握った手部に遠心力を集中させ、
タイミングよくボールを放つことで
ボールは前に飛んでいきます。

これらの動きが円滑にできれば、
細かいテクニックを抜きにすれば、
キャッチボールは上手くできるように
なると思います。

実際の練習方法


まずは、
相撲の力士がする四股踏みを真似て、
膝と股関節を曲げて両脚を開いた体勢で、
片足から、もう一方の足に
体重を移す練習をしましょう。

ただし、
四股踏みをそのまま投球動作に
転用するのではありません。

あくまでも、
身体全体の回転を行う時に必要な
後ろ(脚)から前(脚)への体重移動の練習
として行います。

四股踏みが上手にできるようになったら、
右投げの場合、
左脚を上げて下ろす四股踏みを
重点的に行います。

四股踏みは、形だけで十分なので、
あまり勢いよくしないでください。
(脚を傷めてはいけませんので)

左脚の四股踏みができるようになったら、
左脚が着地すると同時に
時計と反対周りで90度回転してください。

左四股踏みと90度回転が
滑らかに出来るようになれば、
その動きに合わせて、
ボールを投げる様に
右腕を振ってみてください。

腕振りのコツは、
左脚を上げた時に握ったボールが
下を向くようにして、腕を横に開いて
(ワキを開けて)おきます。

左足の着地(身体全体の回転)と同時に
肘を曲げて頭の近くに
ボールを持ってきます。

身体全体の90度回転が終わる位に
目標に向かって腕を振り下りします。

腕降りの注意点は、
腕降りスピードは、
腕の動きを速くするのではなく、
身体全体の90度回転を速くする
イメージで行ってください。

腕降り動きは、
その身体の回転に合わせ、
自然に速くなるイメージで行うと
コースのコントロールが
つけやすくなります。

この方法で身についた
左足への体重移動と
身体の回転に腕降り動作を融合させる
という2つの要素を
実際の投球に活かせば、
上手くボールを投げることができます。

簡単に言えば、
ここで挙げた練習方法を
もう少し、膝と股関節を伸ばした体勢で
ボールを投げれば、
一般的なレベルとしては、良い投げ方
になるはずです。

もう少し細かく言うと、
右脚は、身体の回転に合わせて
膝を曲げて力を抜けば、
適度に回転バランスに添った
適切な動きになります。

また、
左脚を上げる時は、
四股踏み動作の時よりも、
右脚寄りに寄せるように上げると
踏み出し動作が上手くできます。

因みに
この投球動作の開始姿勢は、
投げる方向に対して左横向きです。
(誤解があってはいけないので
付け加えておきます。)

まとめとして


親子でのキャッチボールは、
親にとっても、
幼少の子供さんにとっても、
素晴らしい時間になると思います。

ですが、
子供さんが上手く投げられない場合、
ついついキツイ指導をしたり、
上手くアドバイス出来ずに
双方が気分良く出来なくなることも
有ると思います。

それでは、
折角の楽しい機会なのに、
もったいない限りです。

互いに楽しく練習して頂くために
私の知識が役立つのであれば幸いです。

解らない点があれば、
お気軽にお問い合わせから御連絡ください。

尚、大変申し訳ありませんが、
ここに書かせて頂いた内容を
実践されるにあたっては、
全て自己責任の範囲でお願いします。

2018年2月14日水曜日

スポーツが苦手な子供さんに運動神経のトレーニングを片足体重で!

スポーツが苦手でも、
やる気さえあれば、大丈夫です!

スポーツを上手く出来る子供さんと
スポーツが苦手な子供さんがいる事は、
間違いありません。

ただ、
スポーツが苦手でも、
上手く出来る子が持っている
上手く出来る理由(要因)を知って、
真似できるように訓練すれば良いのです。

そんな訓練の一つを今回は御紹介します。

片足体重で運動神経を鍛える


片足に体重を乗せると
数多くの優位性が生まれます。


  • 体重を乗せていない脚の自由性
  • 水平回転がしやすくなる
  • 手や脚を遠くまで伸ばせる
  • 首の動きが良くなり視野が広がる
  • 瞬時の跳び上がりがしやすくなる
  • 屈み込む動作がしやすくなる
  • 動きの表現性が高まる
以上のような優位性が片足に体重を
殆ど乗せることによって、
運動に取り入れられます。

実際の練習方法


まずは、
片足ずつ前に出す練習をします。

ただ前に出すだけの練習から始めて、
慣れて来れば、徐々に前に出す脚に
体重をかけていきます。

この時、
前に出す脚は、足首、膝、股関節を
適度に曲げておきましょう。














片足に体重かけられるようになれば、
後ろに残した足を軽く浮かせてみます。

簡単に浮かせることができれば成功です。

今度は、
脚を前に出すのでは無く、
前に倒れて行きましょう。

前に倒れそうになれば、
脚が自然と前に出ます。

先術の『前に脚を出して体重を乗せ、
後ろ脚を浮かせる』という運動が
簡単に出来るようになっていれば、
今回の
『倒れそうだから脚が自然と前に出る』
という動作も上手く出来ると思います。


『倒れそうだから脚が自然と前に出る』
も上手くできるようになったら、
次は、
片足体重の状態から、
前や横(後ろに残した脚側)方向に
『倒れそうだから脚が自然と前に出る』
を行ってください。

全て思い通り出来たら、
今度は、
自分が上手くなりたい競技動作を
片足体重の状態で行ってみましょう。

体重を乗せる方の脚は、
上手くなりたい競技動作に合う方で
大丈夫です。

また、競技動作の種類によっては、
片足体重の状態では、
出来ないものも有ります。

そんな時には、
そのスポーツ種目の中で、
片足体重の状態でできる競技動作を探し、
その動作の反復練習をしてください。

御自分で解りにくいようでしたら、
お問い合わせから御質問ください。

まとめとして


今回の片足体重は、
スポーツ競技動作の中での
身体の使い方の自由性を高めるために
無くてはならない要素です。

スポーツ競技動作という広い括りに合わせ
文章構成をしましたので、
個々の種目に取り入れ頂くのに
多少の工夫が必要かと思います。

もし、
解りにくい点が有りましたら、
お問い合わせよりお気軽にお尋ねください。

2018年2月13日火曜日

球技全般が苦手で球技が得意になりたいなら、身体の使い方を学びましょう。

球技が苦手だという子供さんのために
球技の上達方法を書いていこうと思います。

球技の苦手克服手段


球技と一言で言っても
球技の中には、色々な種類があります。

野球、サッカー、テニス、卓球、
バレーボール、バスケットボール、など
使うボールの大きさも、競技内容も
それぞれ違います。

ですから、
『球技が得意になるには』という課題は、
相当に無理があるテーマです。

ですが、
ボールを扱う運動という枠組みの中の
複数の競技に観られる共通点に注目し、
その共通点の中でも、
身体の使い方に集中して
改善策を考えて行けば、
苦手だった球技全般が得意になれる
可能性は大いにあります。

苦手に関係しやすい

球技の共通点


・ボールとの距離感を図る

・ボールとの接触行動

今回は、球技全般の共通点を
この2つに絞ってみます。

尚、各種目ごとの疑問、御質問は、
お問い合わせよりお気軽にどうぞ。

また、
スポーツで最も大切な競技中の判断力は、
各スポーツの指導者に御相談ください。

私の得意分野は、

普段の仕事内容である
特殊な運動療法による痛みの治療
から得た知識を利用しての
競技動作能力の向上を得意としています。

ボールとの距離感


球技においてのボールとの距離感は、
ボールを捕る・蹴る・打つなどの動作に
大きな影響を与えます。

ボールが身体に近づいて来る、
または、身体からボールが遠ざかる、
もしくは、
ボールに近づいて行く、
どの場合であっても、
ボールと身体との距離感が重要です。

この距離感、つまり、
その瞬間のボールと身体との距離は、
ボール、または、自分、もしくは、
その両方が動いている場合、
わずかな時間単位の中で
大きく変わっていく要素です。

例えば、
ドッヂボールの球を
小学校低学年の子供が投げたとしても、
ボールと自分の距離が10m程度なら、
1秒足らずで自分に届いてしまいます。

この約1秒間の間に
投げられたボールと自分との距離を
その瞬間、瞬間に的確に認識することは、
まず、不可能です。

では、
ボールとの距離感とは?

また、
その距離感を掴む能力を高めるには、
どういう方法があるのでしょうか?

その答は、
ボールへの対応力と
適切な成功経験を積み重ねることによる
距離への予想力の向上を図ることです。

ボールへの対応力


私がここで言うところの
『ボールへの対応力』は、
ボールを扱う時の身体の使い方に
"ゆとり"="自由性の高さ"
があるか無いかに左右されます。

球技という運動には、
先にも書きましたが、
複数の種目があります。

その全てに共通した、
有効な身体の使い方は、
片足に体重の殆どを乗せることです。

ここでは、
他にも課題が有りますので、
詳細解説はせずに
簡単な練習方法だけを書いておきます。

片足体重の練習方法


どちらか一方の脚を前に出して、
前に出した脚に殆どの体重を乗せる
練習を繰り返し行います。

前に真っすぐ脚を出して体重を乗せる事が
出来る様になったら、
外側に出しても、内側に出しても
同じ様に出来るよう練習してください。

片足で身体が支えられ、
頭や上半身と
臀部や後ろに残った脚で
互いに前後のバランスが
取れるようになれば、
ボールとの距離や速度の変動に対する
身体の使い方に調整幅が広がります。

これだけでも、
捕れなかったボールが捕れる確率や
打てなかったボールが打てる確率、
ボールを正確に蹴る確率が
大幅に上がります。

この対応力のお話は、
別の機会に詳細に書かせて頂きます。


適切な成功経験を重ねる


プレイ中のボールとの距離感は、
意識で認識できる要素が少ない感覚です。

この点については、万人に共通です。

球技が得意な人も、
プレイ中のボールとの距離感を
意識で正確に認識できている瞬間は、
ごくわずかなシーンのみです。

殆どの場合、
経験からくる予想によって、
ボールとの距離感を想定し、
間近の未来予測の下に
ボール対応を実行しています。

この間近の未来予測に必要なのが
成功例の積み重ねです。

ですから、
成功しやすいボール対応から始めること、
成功しやすい身体の使用条件を揃える
ことが重要です。

加えて、
自分が上手くなりたいと思う
実際の競技動作に近い動き方の練習を
動きの調整幅がある体勢で行うことも
大切です。

例えば、
ボールを上手く捕りたいのであるなら、
『ビーチボールを使っての捕球練習を
前に出した脚に殆どの体重を乗せた体勢
で繰り返し行う』
という具合にです。

上手く出来るようになるに従って、
ボールを実際に上手くなりたい競技で
使用するボールに近づけて行きましょう。

例えば、
野球のキャッチボールなら、
ビーチボール⇒サッカーボール⇒
テニスの軟式ボール⇒野球のボール
⇒グローブを着けて野球のボール
といった具合にです。

フライの捕球練習であれば、
同じことを高さ調整も含めて、
放物線の軌道で練習してください。

ボールとの接触行動


ボールとの接触行動
(捕球・蹴る・打つ・叩くなど)
においての
球技全般に共通する苦手克服方法とは、
ボールに対しての身体の向きの調整と
そのタイミングを図ることです。

どの様な種類の球技であっても、
捕球・打つ・蹴る・投げる、等、
身体とボールとが接触して行う動作は、
身体の動きの自由性と
ボールや身体に関係する力の調整能力
がとても重要になります。

身体の動き(使い方)の自由性を
高めるための練習方法は、
すでに説明させて頂きました。

ここでは、
ボールに込められた力や
身体からボールに込める力
の調整能力を高める方法を
球技全般に役立つ様な形式で
提案させて頂きます。

力の調整能力を高める方法


その方法とは、
ボールを扱う時、
ボールに身体の正面を向けるのでは無く、
身体を斜めにして(半身に構える)
ボールに相対することです。

そして、
そうするタイミングは、
ボールとの接触直前です。

実際のボールとの接触時は、
ボールと身体との位置関係に
こだわるよりも、
目的(捕る・打つ・投げる、等)だけを
考えて自由に身体を使ってください。

ですが、
ボールとの接触直前は、
必ず、半身に構える優位性
上手く利用してください。

半身に構えてから
ボールを捕る、ボールを打つ、
ボールを蹴る、ボールを叩く、
等の練習を行ってください。

ただし、
バスケットボールのシュートや
投球動作に関しては、
ボールを放つ瞬間から放った直後にかけて
半身に構える様な練習をしましょう。

上手くできなければ、
ボールを持たずに、動きだけ
(シャドー練習)を何度も繰り返します。

次に、
大きくて軽いボール(ビーチボール)、
徐々に実際使うボールに近付けていきます。

バット等の道具を使う場合、
最初の内は、道具無しで、
素手でボールを扱いましょう。

まとめとして


球技の上達には、
身体の使い方の自由性と
正しく出来た経験がとても役に立ちます。

ここで今回ご紹介した内容は、
小学生向けの初歩的な球技上達方法です。

しかし、
球技スポーツにおいての
ボールとの接触動作の基礎でもあり、
意外なことに
ベテランプレイヤーでも
時には上手く出来ていないこともあります。

特にスポーツ関連の慢性化した痛みには、
今回のような基礎動作の不備が
関わっている症例がよく有ります。

球技が苦手で
上手くなることを望まれる人も、
球技は得意だが、
もっと能力を伸ばしたい人も、
スポーツ障害を根本的に治したい人も、
ここに私が書かせて頂いた
基礎の基礎である内容を
見詰めて御自身の競技動作を
改めて評価してみてください。

きっと、
役立つことがあると思います。






2018年2月12日月曜日

うんていを上手く出来るようになるためのトレーニング














うんていを上手く渡って行けたら、
子供さんにとっても、
お母さん、お父さんにとっても
公園遊びの楽しみが増えますよね。

幼稚園や保育所、小学校にも
校庭にうんていがあるところが
多いと思います。

うんていは、ある意味、
身近な運動能力UPアイテムなんです。

なぜ、
うんていが運動能力を上げるのに
大きな影響を与えるかというテーマで
うんていの上手な遊び方のコツと
お母さん、お父さんにできるお手伝いを
書いて行こうと思います。

うんていを渡るのに

必要な身体の使い方


うんていは、片腕だけでぶら下がり、
もう一方の腕で前の鉄棒に捕まる。

次に、
後ろに残った方の腕を離して、
前の腕よりも先の鉄棒を掴みに行く。

このような動作を左右交互に繰り返し、
一方の端から反対側の端へと渡ります。

うんていが上手く出来ない子供さんは、
『ぶら下がる力が無い・弱い』と
自分も、周りの人からも思われがちです。

確かにぶら下がる力やその持久力は、
うんていの絶対条件です。

ですが、
本気で取り組めば、
標準体形の子供さんであれば、
1週間も頑張れば、3~4本の鉄棒を
渡るぶら下がり力(持久力)は身に付きます。

それでも出来ない理由の中の
最も大きなものは、恐怖心を除けば、
身体を半回転させる動きを
うんてい運動に取り入れられていない
ということにあります。

うんていが苦手な子供さんの殆どは、
進行方向に身体の正面を向けたまま、
腕を前に伸ばそうとしています。

実際にやってみて頂くと解りますが、
身体の正面で、目一杯に上げた手の平を
高さを変えずに前に出す事は、
非常に難しいのです。

更に、後ろに残る腕は、
手の平を目一杯上げた位置を保って
身体の後ろに残す事は出来ません。

目一杯上げた手の平の位置を変えずに
うんていの鉄棒を前と後ろで掴む動作を
確実に、効率的に(少ないぶら下がり力で)
行うには、
身体を半回転させて、
身体の横幅を利用した左右の腕の距離を
利用することなのです。

うんてい運動の練習方法

















子供さんを大人が肩車をして、
大人が高さ調整をしながら、
子供さんにうんていを掴ませ、
大人が、身体を半回転させていきます。

子供さんには、
半回転の感覚と腕の動きを体感させます。














ある程度出来るようになったら、
子供さんの膝下を持って、
ぶら下がりを手助けしながら、
半回転の練習です。

大人が支える力を殆ど使わなくても
子供さんが上手くうんていを
渡って行けるようになれば、
側で落ちないように見守りながら、
2~3本の鉄棒渡りから
練習していきましょう。

肩車や補助をする役は、
力に自信のある反応速度の速い人に
お任せください。

大変申し訳ありませんが、
私の練習方法の実践は、
全て自己責任であることを御了承ください。

うんていの半回転の応用


うんてい運動に必要な半回転動作は、
多くのスポーツ競技動作に利用できます。

競技動作に取り入れられている
身体の水平回転という動きは、
(浮き上がって・ジャンプして)
回転が円滑になるようにすることが
競技能力を高める上で重要となります。

上手く重力の影響を減らして
水平回転が行えた時の感覚は、
うんてい運動の回転の感覚に
相当に似ています。

その感覚を幼い頃から身に付けておけば、
多くの子供が陥る回転時に「浮けない」
=「重力の影響で回り難い」という
スポーツ競技能力を低下させる要因を
あやまって取り込んでしまうことを
防ぐことができます。

何気ない遊具遊びですが、
そこでの動き方(身体の使い方)が
幼少期の運動能力向上に影響を与え、
また、
後のスポーツ競技能力にも
大きな影響を与えることもあります。

加えて、
親子で遊び、
そこから学ぶことの大切さや
幸福感を与えてくれます。

春は、もうすぐそこに来ています。

お母さん、お父さん、
お子さんと大いに遊んであげてくださいね。


2018年2月11日日曜日

トラック競技のコーナーの走り方 上手く曲がる方法 シンスプリントにも!

徒競走で直線は、速く走れるのに、
コーナーを曲がる時に抜かれてしまう。

脚の膝下の内側が走ると痛む。
(シンスプリントを患っている)

そんな小中学生への
コーナーを上手く曲がるための
アドバイスを書いてみます。











コーナーを曲がる事を

妨げる要素


コーナーを人が走りながら曲がる時、
今まで走っていた方向の延長方向に
働いている慣性力に逆らいながら
走行角度(方向)を変える必要があります。

加えて、
コーナーを曲がり始めると、
コーナーから離れる方向に振り出される
遠心力の影響を身体全体が受けます。

これらの力は、
コーナーを曲がりながら走る時、
その走行力(推進力)の妨げになります。

だからといって、
走行に費やす筋力を曲がる為に使えば、
その筋力が脚の筋力では無い上半身や
腕の筋力であっても、
その影響は、走行速度を落とす方に
現れます。

また、
慣性力や遠心力は、走る速度に合わせて
強弱します。(比例関係)

上手くコーナーが曲がれずに
極端なスピードダウンをしている
小学生をよく見掛けます。

コーナーを上手く曲がるコツ














極端な失速をせず、
曲がるために使う筋力を極力抑え、
上手くコーナーを曲がるには、

人の身体には、身体の構造と動きの経験
によって身についた
2種類以上の動作の連続性が
数多くあります。

走りながらコーナーを曲がる運動にも、
とある動作の連続性を使うことが
上手くコーナーリングするコツとなります。

とある動作の連続性とは、
『コーナー側(通常は、左脚)の
爪先の向きをコーナーに沿うように
外に向けて着く
⇒身体全体がコーナー側に傾斜する』
という条件反射の様な動作の連続性です。

身体全体がコーナー側に傾斜すると
倒れる力、つまり、重力が利用できます。

重力は、体重分だけ使うことが出来ます。

したがって、
遠心力や慣性力の影響を打ち消すのに
大いに役立ちます。

しかも、
その時に使う走者の筋力は、
コーナー側の脚を着地させる前に
わずかに爪先の向きを変えることに使う
ほんの少しの筋力だけです。

殆ど走行力に影響しません。

もし、
『爪先の向きをコーナーに沿うように
外に向けて着く
⇒身体全体がコーナー側に傾斜する』
がコーナーを曲がる時に使えなければ、
コーナー側の脚を着地した後に
身体を捻ることになります。

この時に使う走者の筋力量は大きく、
しかも、
強く捻れる力が、膝下に集中します。

これが
シンスプリントというスポーツ障害の
原因になることがあります。

私は、
走行時のシンスプリントによる痛みを
先の爪先の方向調整を指導することで
早期に確実に治しています。

治った人のほぼ全てが以前に比べ、
コーナーリング技術が向上します。

是非、お試しください。

結果が出ましたら、
このブログの拡散に御協力お願いします。

御自分では出来ないと思う人は、
私がボランティアとして行っている
ラインを通じての
無料動作修正指導を御利用ください。

詳しくは、
お問い合わせを御利用ください。


2018年2月9日金曜日

小学校の体育 マット運動の後転での首の捻挫を防ぐ方法

小学校のマット運動、
私も苦手でした。

後転で首を捻挫して
私の整骨院に来院されたお子さんも
何人か記憶にあります。

私の整骨院のホームページの中でも
後転を上手く行えるようにする方法
というブログは、多くの人達が
見てくださっています。

重複した内容になるかも知れませんが、
ここでも後転を上手く行う方法と
首の捻挫を防ぐ方法について
書いて行こうと思います。

首の捻挫を防ぐ


後転をして首の捻挫をする理由の殆どは、
後方縦回転の方向(軌道)が反れて
身体が傾いてしまうことにあります。

その身体の傾く理由は、
後方縦回転の方向の勢いが
弱くなるからです。

頭(後頭部)がマットに強く着くことで
回転への抵抗となり、後転の勢いを
止めてしまいます。

後方縦回転の勢いによって保っていた
安定性が失われると身体は横に倒れます。

その時、体重で押さえられて動けない
頭部と倒れて行く首よりもしたの身体で
捻れが強要されて首を傷めます。

つまり、
首を傷めないためにするには、
後転の勢いを最初から最後まで
保つことです。

それには、
頭を上手く着く方法を知って
練習しなくてはいけません。

後転の頭の着き方


マット運動の後転という動作で、
頭を上手く着くようにするには、
頭が上手く着けない理由を知ることです。

頭が上手く着けない理由


の項目でも書かせて頂きましたが、
動作を変えるには、
条件反射を上手く使う必要があります。

条件反射とは、
同じことの繰り返しで身に付く
2つ以上の違った種類の反応
(感じる・行動する等)の合成(連続性)です。

実は、後転にも、
そして、
私達の動作の殆どにこの条件反射に似た
無意識の2種類の反応の合成(連続性)が
関わっています。

後転に関わっている条件反射は、
「顔を下に向ける⇒
身体全体が丸くなろうとする」
という動きの連関と
「手の平を上後方(後頭部方向)に向ける
⇒顎が上がる⇒上半身が伸びようとする」
という動きの関連です。

この2種類の条件反射が
後転とういう動作に関わっています。

頭の着き方が正しいタイミングで
行えない理由の多くは、
「手の平を上後方(後頭部方向)に向ける
⇒顎が上がる⇒上半身が伸びようとする」
という条件反射が、後転動作の中の
早いタイミングで現れているからです。

後転の途中(お尻が頂点を越える前)に
後頭部が着き始めますが、
その時、必要なのは、
身体全体を丸めておくことです。

つまり、
顔を下に向けることです。

ところが、
マットに手を着く動作をしようと
手の平をマット方向に近付ければ、
「手の平を上後方(後頭部方向)に向ける
⇒顎が上がる⇒上半身が伸びようとする」
と同様の反応が起きて後頭部~頭頂部で
マット(床)を強く押すことになります。

そうなれば、後転の勢いは弱くなり、
上手く回れずに首を傷めてしまいます。

後方への動作は、人にとっては、
知らず知らずに恐怖心を伴います。

それは、
マットという衝撃吸収に役立つものが
あっても、
後方がスムーズに出来た経験が無ければ
やはり、どこかで多少の恐怖心が入り、
手を早く着こうとします。

恐怖心が全く無くても、
床に手を着いて回ると意識すれば、
その意識の影響で導かれた条件反射は、
無意識に起こる条件反射を上回るため、
手を着こうとする体勢を作る
タイミングが早くなると、
後方の勢いを弱めるような
頭の着き方・動き方になってしまいます。

結論を言うと、
後転を正しく行うには、
「顔を下に向ける⇒
身体全体が丸くなろうとする」
という動きを優先させ、
「手の平を上後方(後頭部方向)に向ける
⇒顎が上がる⇒上半身が伸びようとする」
という動きの影響を抑えるというこに
なります。

後転の練習方法


※全てが私の管理下で行われることでは
 ありませんので自己責任を御了承の上、
 お試しください。

まず、
布団やクッション性の高い長座布団などを
敷きましょう。

その上で、
子供さんに出来るだけ丸くなった
膝抱え姿勢を作ってもらいます。

その状態を保ったまま、
後ろに転がってもらってください。

膝を抱えて屈んだ姿勢から
後ろに転がるだけで良いです。

回転する必要はありませんし、
回転しそうになったら、
お母さんやお父さんが
止めて上げてください。

それを何度も繰り返して、
後方回転への恐怖心を抜くと同時に
「手の平を上後方(後頭部方向)に向ける
⇒顎が上がる⇒上半身が伸びようとする」
という条件反射が早く起こらない
癖を付けます。

子供さんが慣れてくれば、
お母さんやお父さんは、
勢いよく後方に転がる練習を
身体の丸まり体勢を崩さないようにして
行うように指導してあげてくださいね。

もちろん、
回転しそうになったら、止めて上げます。

繰り返す内に、
子供さんが後転が出来ると思い始めると
思います。

そうなれば、
お尻が頂点を越えたタイミングで
手を着くことをアドバイスしてください。

このアドバイスに関しては、
手を着くことだけ理解してもらえば、
自然に起こる動きですので、
細やかなタイミングは、
気にする必要はありません。

ただし、
ここで今まで申し上げたように、
手を着こうとするタイミングが早かったり、
最初から手を着くことに意識があると
正しい回転が出来なくなります。

ですから、
あくまでも、後ろに転がることに
意識を置くことの大切さを
子供さんに実感させることを
目指してください。

手は、本人が手を着くことを
分かってさえいれば、
回転が進んでお尻が頂点に達する位で
勝手にマットに着きます。

手がマットに着いたら
勝手に身体を押し上げます。

ただし、
手を着く時は、顔の横という基本だけは、
あらかじめ練習しておきましょう。

腕は、肘を曲げ、
出来るだけ小さく畳んで
手を着きましょう。

親子で後転にチャレンジしてみてください。







2018年2月8日木曜日

お母さん、お父さんにできる子供が速く走るための方法2

前回のブログの続きです。












走行動作を効率化する方法


走る能力を簡単に上げる方法は、

走行動作の効率化のための
条件反射の取り入れは、
太ももの上げ方の誘導にあります。

前ブログでも説明させて頂きましたが、
走るという行為の中の走行動作を
速くするために必要な
最も簡単で効果的なことが、
脚の上げ方を慣性力を損なわない方向に
準じさせるということです。

少し愚痴ってみます。


脚の効果的上げ角度は、
走行スピードや、地面を蹴る脚力、
歩幅によって多少の違いがあります。

そして、
その瞬間、どのような角度で
脚を上げるべきかは、
本人には全く見当がつきません。

もちろん、
周りから見る者にも、
その場で見て、脚の上げ角度の正解を
正確に答えられる人はいません。

となると、
どのように練習すれば良いのか
誰もが迷うところです。

実際に
『脚を高く上げて!』
『歩幅を広く!』
『強く地面を蹴って!』
などのアドバイスが子供さんに
向けられていることも少なくないでしょう。

素直な子供さんは、
真剣にそのアドバイスを
実行しようと頑張ります。

でも少し違いませんか?

脚を高く上げるってどのくらい?

歩幅を広げるのは何センチ?

地面を強く蹴ったら上に跳んじゃったよ。

ってならないんでしょうか?

お分かりでしょうか?

これが、『この子は出来ない』
『運動能力が低い』の最大の理由です。

そう、
アドバイスのいい加減さこそが
子供の運動能力が上がらない、
または、
怪我をする最大の理由です!

絶対に!

間違いありません!

私なら誰でも運動能力を
高めることができます。

愚痴はこの辺でやめましょう。

明日のために その2

脚の効果的な上げ方















脚の正しい上げ方は、
正確には解り辛いのですが、
唯一、それを解る存在があります。

それは、私です!

などと言う宣伝は、やめておいて、
正しい上げ方は、脳が知っています。

脳は、常に無意識で運動状態を管理し、
その時々に合わせて調整しています。

この脳の働きを条件反射で導いて
利用すれば、
その時々に合った、
最適な脚の上げ角度を作ってくれます。

条件反射と言っても、
ベルを鳴らす訳ではありません。
(パブロフの犬)

脚の上げを適切に導くのは、
地面を蹴った後に起こる
膝の曲がり動作です。

この動作は、通常、地面の蹴り方や
蹴る力に合わせて
曲げ角度の大きさや速さが変化します。

ただし、
意識的な力みや
地面を強く蹴ることを意識するなどの
影響も強く受けて、
適切な角度になりません。

また、
人間の走り方は、
学習(経験で身につける)によって
出来るようになる動作です。

そこには、
個人の癖が出やすく、
その癖や学習効果の不十分さが
よく現れます。

しかも、
それらの走ることに不利益(マイナス)
となる癖は、地面を蹴った後の
膝の曲がり動作に悪い影響を与えます。

その理由は、
走るという不安定な動作を
安定化させる走行運動の質が
落ちれば、倒れない対策が
無意識の内に取られるからです。

膝を大きく曲げるよりも、
その曲げ角度を狭めた方が、
倒れそうな時には、
より速く地面に両足を着くことが
できます。

このような
防衛策を無意識の内に
脳は取っているのです。

ですから、
本来、脳が経験を基に
作り出している走るという動作に
過剰な意識付けは、不利益となることが
殆どです。

また、
走る動作も
走れるようにさえなっていれば、
例え学習(経験)不足であっても、
その質を上げるために必要なのは、
不安定性のコントロールです。

つまり、
地面を蹴った後の膝の曲がり動作を
いかに適切に行うかが課題です!

その課題は、地面を蹴った後の勢いを
いかに効果的に膝の曲がり力にするかです。

実は、簡単なことでできます。

その方法は、
意識付けです。

意識しなくても出来るようになるまで、
意識的に『蹴った後に膝を曲げる』
と意識付けして走ることを繰り返します。

お母さん、お父さんは、
そうする子供さんに対して
『カカトが太股の裏に当たるような感じ』
とアドバイスしてあげてください。

もちろん、
実際に太ももの裏にカカトが
当たる訳ではありませんし、
当てる必要もありません。

あくまでも
当たるようなイメージです。

それが癖着いたら、
無意識で効率的に
蹴った勢いが膝の曲がりに変わります。

その無意識の時の膝の曲がりこそ、
慣性力を削るのではなく、
慣性力を利用して、推進力を得る
理想的な走り方を作るための
脚の上げ角度を作ってくれるのです。


あとがき


どうでしょう?

理屈っぽかったでしょうか?

申し訳ありませんが、
文章のみでのアドバイスですので、
お試しになられる場合は、
自己責任であることを御了承ください。

お母さん、お父さんが
アドバイスされることに
不安があったり、
文章が解りにくようであれば、
私のホームページお問い合わせから
お気軽に御質問ください。

私のアドバイスで
子供さんの走る能力が上がることを
願っています。

子供さんの走る能力が実際に向上したら、
よろしければ、
記事の拡散に御協力くださいね。

お母さんお父さんにできる 子供が速く走れるようにする方法1




子供さんの運動会、
その徒競走では、お母さん、お父さんも
子供さん以上に力が入っているかも
知れませんね。(^_^)

もしかすると、
速く走れなくて悩む子供さんや
その姿を憂うお母さん、
気持ちが入りすぎているお父さんも
いらっしゃるかも知れませんね。

私には、そんな親子の姿が
微笑ましく思うのですが、
ご本人達にとっては、
大問題かも知れません。

そこで、
私が普段から用いている
速く走れるようにする方法を
ここに書いてみようと思います。

徒競走の速さを考える


徒競走のような短い距離の全力疾走は、
走るという動作と
スタートという動作に
大まかに分けることができます。

それぞれの動作の速く走ることに
役立つ特徴には違いがあります。

スタート動作と走行動作の
最も大きな違いは、
推進(進む)力を得るための力の源です。

スタート動作も走行(走る)動作も
前に進む動きです。

ですから、
前に進むための力が必要です。

その前に進む力を得るための
メインになる動力源が
スタート動作では、倒れる力(重力)、
走行動作では、筋力と慣性力です。

スタート動作の推進力の源














スタートの時の推進力は、
重力をその主な動力源としています。

筋力(主に脚力)を使っての推進力は、
地面を蹴ること推進力に変わります。

しかし、
その推進力の方向は、
進行方向よりも斜め上に向かう方向です。

ですから、
脚の地面を蹴る力だけ(単独)では、
作用する力の方向に違いが有るため、
徒競走で必要な力になる率は、
少ないといえます。

そこで、
倒れ込む力(重力)を取り入れて、
脚力の方向を走る方向へと
変える必要があるのです。

この倒れる力を上手く使えるかが、
スタート動作の速さに影響します。

つまり、
脚力という個人差が有る要素とは違う、
工夫・練習によって成果が得られやすい
要素がスタート動作を速くするには、
大きな意味を持っているということです。

走行(走る)動作


走行動作には、
走る方向への慣性力が働いています。

慣性力とは、
止まっているものは、
止まった状態を維持させるように、
動き出したものは、
動くことを続けさせるように
働き掛ける力です。

慣性力は、重力との密接な関係があります。

物体が動いている時の慣性力は、
物体全体に均一に、物体が動く方向に
働いています。

走る時の慣性力は、
地面と平行にゴール方向に働いています。

走っている時の脚で地面を蹴る力は、
慣性力の方向とは、違っています。

ですから、
速く走るためには、
脚で地面を蹴る力を上手く
慣性力に合わせた方向にして、
ゴール方向への推進力の効率化
を図る必要があります。

そこで役立つのが、
地面を蹴った後の脚の動きです。

走行動作の初期
(ゴール方向の慣性力が小さい時期)には、
重力も役立ちますが、
走行方向の慣性力が大きくなれば、
身体の使い方次第では、
走行の邪魔をしかねない要素でもあります。

徒競走の中の走行動作にも、
慣性力と脚力(地面を蹴る・脚を上げる)の
適切な合成という練習によって成果が出る
速く走るための重要な要素があります。

親として出来るアドバイス


お母さん、お父さんは、
子供さんの走る能力を気にされることが
少なくないと思います。

ですが、
全てのお母さん、お父さんが
子供の頃、
速く走れた訳ではないでしょう。

実は、私もそうです。

走るのが苦手でした。

今でも得意ではありません。

それでも、

その指導内容の中には、
比較的簡単に行える方法もあります。

少し長くなりますので、
その方法を今回のブログと
次回のブログに分けて書いていきます。

明日のためにその1

スタートを速くする

※自己責任の範囲でお願いします













まずは、
スタートについての
速く走るためのトレーニングです。

ここからは、
理屈抜きの方法論だけでいきます。

理由も合わせて知っておきたい人は、
コチラをクリック、または、タップして
御読みください。

まず、
綺麗な前後バランスで屈む動作と
その時の動作感覚を身につけます。

そのためには、

  1. 肩幅の広さに脚を開いて立ちます。
  2. 力を抜いてしゃがみ込みます。
  3. しゃがみ込んだら立ち上がります。
以上の動作を繰り返し行いながら、
膝、股関節を同じような動き幅で
しゃがむ時は曲げ、
立ち上がる時は伸ばしましょう。

横から見て(←お母さん、お父さん)
子供さんの立っている場所を境目にして
前後の体積(身体の配分)が同じ様な量に
なっているかを確認してあげてください。

コツは、背中を少しだけ丸めるように
全身の力を抜いてしゃがみ込むことです。

背中から上の頭までの体積が前、
腰とお尻、太ももの上の方が後ろ
という体積配分が前後で同じような量
になっているかが鍵です。

そして、
子供さん本人には、しゃがみ込む、
立ち上がるの双方の動作で、
脚のどの筋肉にも極端な負担を感じず、
楽に動ける感覚と前にも後ろにも
倒れそうにならない感覚を
感じ取ってもらうようにしましょう。

対比感覚を参考にすると解りやすいので、
わざと体積を前寄りにしたり、
後ろ偏りにして、その時の感覚との
違いも確認させてあげてください。

前後のバランスが良い
しゃがみ動作が出来るようになったら、
今度は両足裏の爪先の母指球付近
(足の指ではなく、指の付け根)に
体重が最も強く掛かるようにして、
同じことを行うようにしてください。

それも出来るようになれば、

今度は、どちらか一方の足を前に出し、
その足を基準(前後バランスの境界)にして
同じような、しゃがみ立ち動作の練習を
させてあげましょう。

前に出す足は、
徒競走のスタートの時と同じ
前に出し易い方の足で大丈夫です。

以上このとが
簡単にできれば、次に倒れる練習です。

布団や長座布団を重ねて敷いて、
倒れても怪我をしない環境を作ります。

その場所に向かって、
次のことを行ってください。

  1. 出来るだけ深くしゃがみ込む
  2. しゃがみ込んだ姿勢から身体を伸ばしながら布団に倒れ込む
  3. 少しずつしゃがみ込む深さ浅くして同じことする
しゃがみ込む深さが、
徒競走のスタートの時と同じ様な角度で
出来るようになるまで練習します。

倒れる時には、
上手く手を着く練習もしましょう。

手を着くコツは、
手が布団に着くときは、
指を開いた手の平を着き、
着いた瞬間から肘を曲げましょう。

この時、肩の動きも肘の動きに合わせ
、前に伸ばした腕を体に近づける様な
動きにします。

しゃがみ込む姿勢からの
身体を伸ばしながらの倒れ込み練習は、
徒競走のスタートの時を同じ位
(1番、安定性のあるしゃがみ込みの深さ)
まで出来るようになれば、
今度は、一方の足を前に出して
スタート時の姿勢で同じことを練習します。

後は、徒競走の場合、
『位置に着いて~(スタート合図)』
に合わせての、
倒れ込みのタイミングを図る練習を
させてあげてください。

上手く出来るようになれば、
お外で実際にスタートの練習を
倒れそうになったら足を前に出す
という方法で行いましょう。

スタートを速くするポイントは、
地面を蹴って前に出ることに集中する
よりも、倒れ効率を上げることの方が
効果的です。

倒れそうになれば、
自然に足は前に出ます。

その時、無意識に地面を蹴っていて、
その蹴り方こそ、走る時のスタートに
最も適切な蹴り方になっています。

このような条件反射に似た
動きのプログラムが、
人には備わっていて、
動きの質を上げる秘訣は、
にあります。

どうぞ、
お試しください。

成果が出たら、
多くの人に知って頂きたいので、
この記事の拡散に御協力くださいね。

反響があれば、今後、どんどん記事を
色々な競技について書いて行きます。

もちろん、
御要望にもお応えしますので、
知りたい競技動作があれば、
尋ねてみてください。

私は、スポーツ経験からでは無く、
自分の治療経験と知識から動作分析と
指導が出来ます。

ですから、

次回は、走行動作を効率化して
速く走る方法について書いてみます。



2018年2月6日火曜日

子供のスポーツ競技能力を上げるには、地球と仲良くさせることです














子供のスポーツ競技能力は、
2歳前後には、個人差が出てきます。

例えば、スポーツ競技動作の基礎となる
走る動作は、2歳になれば個人差が出ます。

インターネット上や書物では、
脳の発達過程になぞらえて、
10~12歳までの運動能力向上の必要性を
論じている例もよく見かけます。

また、
親からの遺伝説も巷には、
都市伝説のように囁かれています。

これらの説について、
少年少女の運動能力、スポーツ競技能力を
上げることでスポーツ障害を短期(1~3回)で
治している経験を基に下間整骨院としての
考えを今回のブログに書いていきます。

結論から言わせて頂くと、
超一流のアスリートを目指すのでなければ、
年齢も遺伝説も気にする必要はありません。

なぜか?

その理由について、
そして、競技能力を上げるための基礎
となる要素についての話をさせて頂きます。

スポーツ競技能力と年齢


小児期の脳の発育は、10歳前後まで続くと
言われています。

ただし、
この場合の発育とは、
脳の中にある神経が枝を伸ばしあって
神経と神経を繋ぐルートが完成していく
器官の構造上の発達を意味します。

つまり、
脳の働きの向上についての発達が
10歳前後で終わることを
意味している訳ではありません。

ですから、
10歳を超えていても、
十分にスポーツ競技能力を
上げることは可能です。

スポーツ競技能力と遺伝


スポーツ競技能力に対する遺伝については、
確かな答えは出ていません。

遺伝は、
両親だけに限定して解明できるほど
単純な要素ではありません。

しかも、
スポーツ競技能力や運動能力という
それ自体が複雑な構成要素を持つものに
どれだけ影響力が有るのかは、
予想すら困難です。

傾向として、
母親の運動能力の影響が子供の運動能力に
強い影響力を持つとの意見もあります。

しかし、
その根拠があったとしても、
おそらくミトコンドリアの遺伝子は
母親からのみ受け継がれる
という程度でしょう。

有酸素形の解答にミトコンドリア内の
酵素の量や種類が関係していますが、
その程度の単純とも言える要因で
運動能力を評価するには無理があります。

ですから、
母親からの影響力には、遺伝子よりは、
子供の幼少期の環境に母親の嗜好性が
大きく反映されるという因子の方が
大きく関わっていると私には思えます。

ただ、
私の提案させて頂く、
スポーツ競技能力や
運動能力を上げる方法は、
そのような幼少期環境とは、
直接的には、関係無く実行できます。

スポーツ競技能力を上げるには?


スポーツ競技能力や運動能力を上げる
ための最も重要な要素は、
重力のコントロールという要素を
動きの中に取り入れることです。

地球と仲良くさせる!


子供の競技能力や運動能力の差に繋がる
要素・要因は、複数あります。

しかし、
それらの全ての基盤となるのが重力です。

重力は、ニュートンによって発見された
地球の中心に向かって引っ張られる力です。

この地球上で活動するには、
避けることが出来ない力を
どのように扱うかが、
スポーツ競技能力や運動能力を
上げるための最も重要な課題です。

お子さんのスポーツ競技動作は、
常に重力の影響を受けています。

その地球が与える力は、
時には、動作や姿勢の安定性をもたらし、
時には、動作や姿勢維持の邪魔をする
力学的要因となります。

この重力と仲良くする事を
子供に教えるだけで、
その運動能力は上がります。

その向上率は、遺伝?的要素や
脳の器官構造の発育を考慮しての対策を
はるかに凌ぐと思います。

現実に、下間整骨院では、
多くのスポーツ競技能力の向上を
重力の扱い方を教えることによって
達成しています。

その方法は、幾つもありますが、
ここでは、ブログという一方通行の
文章だけでも伝わり易い内容を
掲載してみます。

浮くための力(抗重力)を得る


重力は、身体に万遍なく加わる
下方向の(地球の中心へ向かう)力です。

この力は、身体を地面に押さえつけます。

ご存知でしたでしょうか?

人が空を飛べないのは、
翼が無いからではなく、
重力が有るからなんですよ!

冗談はさておき、

地面に身体が押さえつけられると、
水平方向の動きが、回転軸の状況や
軸に対する体積配分(バランス)次第で
大きく抑制されます。

また、重力は、
身体の支持点(通常は足の裏)を
中心にした体積配分(バランス)が乱れる
要因にもなり、乱れた体積配分に
大きく影響を与える要因ともなります。

これらの重力による影響は、
生まれた時からの当たり前の出来事です。

ですから、
通常、その影響や力の存在を知識的に
知っていても、実際に意識して重力の
影響を動作中に実感していません。

正確には、
実感しようとしていないのです。

しかしながら、
水平方向の回転(独楽の回る方向)や
支持点に対する前後左右に均等な
体積の配分(バランスの良し悪し)は、
競技動作の質に大きな影響を与えます。

もし仮に、
お母さんかお父さんの御友人に
青い色の猫型ロボットがおられたら、
重力コントロール装置を借りてみてください。

そして、
その重力コントロール装置を使って、
スポーツ競技の中の水平方向に回る瞬間や
バランスを崩しそうになった瞬間に
タイミング良く、適当な量だけ、
重力を減らしてみてください。

そうするだけで、
子供さんのパフォーマンスは、
飛躍的に向上するはずです。

ただ、
残念ながら、青い猫型ロボットが
御友人の中にいらっしゃらない
お父さんやお母さんもおられると思います。

そんな人達のために、
重力コントロール装置の代わりになる
方法をお伝えします。

その方法とは、
子供さんに、
・片足に身体を預ける練習をさせること、
・どちらか一方の足に体重を片寄らせて、
 脱力させながら、屈む練習をさせること、
・その動きを競技動作の中の水平回転を
 行う前に取り入れさせること
です!

回転する時の軸足に
力を抜いて屈むように
バランス良く体積配分が行えれば、
回転動作が始まると、
自然に(無意識に)地面を蹴って
身体を浮き上がらせようとします。

つまり、
重力に抗する力を発生させる動きを
無意識で取り入れてるようになります。

そうなれば、
重力コントロールの一つの形が
完成したと言えます。

この方法は、野球やテニス、
その他の多くのスポーツ競技動作を
向上させることに役立つはずです。

まずは、
お試しください。
※自己責任の範囲でお願いします

親として思うこと


私も2児の父親として、
子供の成長を学業面でも
スポーツの面でも
期待と不安を持って見つめています。

もし、
子供達に役立つことがあればとも
考えます。

また、
その反面、失敗や自分自身の努力の大切さ、
努力の楽しさを学ばせたくも思います。

ですが、
子供達が怪我をしてまでも
無理な能力向上を求めるのは、
失敗や努力を学ばせることとは
大きく違うと思います。

実際に
私のもとに来られるスポーツ障害に
悩んでおられるお子さんの多くは、
不適切な努力による結果として、
痛みを訴えておられることが殆どです。

そのような子供達に
教えている内容の一部を
今回、ここに書かせて頂きました。

実は、ここに書かせて頂いた内容は、
スポーツ能力の向上指導に用い、
高い成果を上げている私の商売ネタです。

ラーメン屋さんいえば、
スープの作り方と同じです。

ですが、
一人でも多くの子供のスポーツの悩みや
お父さん、お母さんの
子供さんを心配する気持ちを
解決することが出来れば良い
との思いから、
公表させて頂きました。

今後も、
色々な成果が上がっている
私の運動関連の知識を
ブログとして提供していこうと思います。